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組織的の企業‐経営学の企業に対する接近方法① [組織論]

経営学の対象である企業は、組織の1つです。ここでは簡潔に、組織とは意識的に調整された複数の人間の活動の集合体と定義しておきます。組織は一定の境界を持ち、共通目標の遂行を目指します。企業以外にも、政府や教会、軍隊、NPOなども組織です。

さきほど簡潔に組織を定義しましたが、もう少し細かく定義すると次の4点が重要です。

1.組織には複数の人間が含まれる
2.組織は意識的に調整された複数の人間の活動の集合体である
3.組織にはそれを構成するメンバーがいる
4.組織には一定の目標・目的が存在する

①はわかりやすいですね。たった1人では組織と呼ぶことがないのは、一般的にも普通です。②についてはちょっとノートしておきます。「意識的に」というが重要で、「無意識的な複数の人間の活動の集合体」は組織ではないということです。例えば、「日本人男性」というには約6500万人いますが、組織ではありません。意識的に調整されたわけではないからです。

③は①と似ていますが、ちょっと違います。構成員と日構成員を区別するための定義ですね。また、④も大事です。無目的に集まった人間の集まりは組織とは言いません。例えば、街中の噴水近くにいる人を10人集めても組織とは言いません。無差別に集めたグループです。

こうして定義された組織として企業を分析するのが、経営学の中でも組織論です。
タグ:組織

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